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 ■-- Makaveli: The 7Day Theory
 >>>PPG   -- 2004/08/12-14:16..No.[6]
   

Track List:
Intro/ Bomb First (My Second Reply), Hail Mary, Toss It Up, To Live & Die in L.A., Blasphemy, Life of an Outlaw, Just Like Daddy, Krazy, White Man'z World, Me and My Girlfriend, Hold Ya Head, Against All Odds
Record Company: Makaveli Records/The New and "Untouchable" Death Row Records/Interscope Records
Released: November 5th, 1996 (INTD-90039)




>>> Dack K   -- 2004/12/30-00:47..No.[46]
 
    このアルバムはPacのハードな部分というか曲を感じるのにいい気がします。
Bomb firstやHail maryとか、特にBlasphemyは魘されそうになってやばいです!僕はこんな感じのハードな曲の方が好きですね。           

あとMe & My girlfriendが02年か03年か忘れたけどJay-ZのBonnie&Clyde '03で使われて一時期こっちのPacの曲も注目されて、bmrの[Nothin' but death row classics Vol.2]に入ってたりしましたよね。
 

>>> 農民   -- 2005/01/16-00:14..No.[60]
 
    初めて買ったPACのアルバムがこれでしたから、そういった意味でも思い入れの深い作品です。まだ高校生になったばかりくらいだったんで、CD一枚買うにも決心が必要だったのになぜか「気になる」程度の関心で買ったのを覚えてます。
EAST COASTばかり聴いてたので不安混じりで聴いてみれば、興奮しっぱなしの絶品でした。JAY-Zなどの派手で大ネタを使う曲ばかり聴いていた自分には、鐘の音が印象的なシンプルながら悲しげなトラックにからみつくようなラップのhail maryや、激哀愁のkrazy、西海岸賛歌のto live die in LAは特に衝撃的でした。
あまり友達には賛同してもらえませんが、krazyは自分の中で2PACの楽曲の中では一番好きな曲で、落ち込んだときには必ず聴いてました。このアルバムを最初に聴いてなかったら、2PACのことを今ほどは好きではなかったかもしれないくらい好きな一枚です!
まだ聴いてない人は他に買う予定があっても先にこれを買って聴いてほしいです!
 

>>> PPG   -- 2005/02/04-10:47..No.[78]
 
     最新アルバム『Loyal To The Game』が、個人的にいまひとつ繰り返し浸って聴けるものでもなかったので…年末年始は前作『Better Dayz』、1月は『Makaveli: The 7day Theory』を大音量で聴いてました。

 う〜ん…もともと大好きなアルバムだけど…やっぱり凄いんだわ『The 7day Theory』。聴けば聴くほど、飽きずに新たな発見というか強烈な印象を与えてくれる。
 思い切ったアルバムだよなぁ、今改めて振り返ってみても。
 最初や最後に限らず、随所に他Rapperに噛みつく姿勢が前面に出ているので「本人が死んでしまった今となっては虚しいだけ」なんて批評されちゃうトコロもあったりするけど…それはそれで。
 ある意味究極のディス炸裂勝ちだったともいえる。本人は思い切り叫んでおいて、次の瞬間には叩かれた側が罵り返す隙もなく、違う世界に逝ってしまったのだから…。
 それにCLUBウケするような曲なんかハナから作る気無しっていう、その後特に顕著になったPopな享楽的HipHopシーンとは真逆路線まっしぐら。

 2Pacの死後に暫くしてからHipHopを聴き始めたリスナーにとっては、こういったアルバムってどう受け止められてるんだろう?("To Live & Die in L.A."収録という程度の認知かな?)

 Death Row時代の2Pacといえば、誰もが『All Eyez On Me』の印象が強く残っているでしょうから、次に発表されたMakaveli名義作にして遺作『The 7day Theory』を聴けば…きっと愕然とするのでしょうね。
 当時Pacが亡くなって2か月後に、既に完成されていた発売待ちだったアルバムとしてリリースされたのですが、私もやっぱり最初は「なんて激しくも重苦しいアルバムなんだろう…」と感じましたからねぇ。
 『All Eyez On Me』とは全然違って「ウェッサーイ」もナニもあったもんじゃなく、後にも先にもちょっと尋常じゃない空気が全編を覆い尽くした異色作として認知されているアルバムかもしれません。

 だけど、聴けば聴くほど腹の底まで染み込んでくるように重厚な作品ばかりで、2PacがDeath Rowの範疇に留まることなく、独自の世界を切り開こうとしていた野心作だったのだなぁ、と実感できる。
 Death Rowサウンドの亜流とか、影響を受けたレーベルやアーティストも続々出てきたけど…この雰囲気だけは全く誰も足を踏み入れることが出来ていない(狙って出来るもんでもないだろうけど)。当時のPacが独自に踏み出していた世界は、今も孤高の輝きを放っているといえる。

 昨年末にリリースされた『Loyal To The Game』のブックレットで、Produceを手掛けたEMINEMが
「このアルバムを聴きながら想像して欲しい。もしトゥパックが若くしてその歩みを止められることなく、生まれながらに備えていた可能性をフルに開花させていたら、今はどんな風だっただろうと…」と綴っているけど、やっぱり個人的には、EMINEMや今巷で聴かれるような最新Trackを纏った路線ではなく、2Pacならではの大きな世界を独自に展開させてたのでは…?なんて感じるわけです。『The 7day Theory』を聴く度に…。

しかし、凄いんですって、ホントにこの『The 7day Theory』。キーボードやギターにドラムも絶妙な絡みでうねってるし…低音バッチリの環境で聴くと随所でベースがブンブンいってて腹にキます。

実は晩年の最高傑作といえるかもしれない"Krazy"や、女性への優しさ溢れる"Just Like Daddy"など…個人的思い入れ一杯の各曲に触れるとキリがないので、そのへんはまた次の機会に。
 

>>> Storm   -- 2005/02/24-05:49..No.[91]
 
    『All Eyez On Me』は、Death Rowへの恩返し的意味合いから、PACは、Death Rowの2PACになりきってみせた感じがするのに対して、
MAKAVELI名義への改名後最初で最後のアルバムとなってしまったこの『The 7day Theory』の場合は、PAC自身が「このアルバムはオレが出す作品の中で一番ドープなものになるよ…」と語っているように、それは単に個人名を挙げてのリアルなディス・ソングが容赦なく炸裂している、という意味だけじゃなく、
恐らくは獄中で自己と向き合う中から進めてきていた思想的な深化をリリック中の随所で盛り込んでいて、独自の世界に踏み出そうとしていたPACの新たな一面、未知なる姿を感じさせます。
と言っても、内容的には非常に重厚なものが多く、単純な前進や真新しさとは、全く質を異にしたものです。
 
同じLAを扱った曲にしても『All Eyez On Me』中のCalifornia Loveが陽気なパーティー・ソングになっているのに対し、この『The 7day Theory』中のTo Live & To Die in LA.は、根底には諦念にも似た悲壮な決心が感じられるというか、Death Rowで返り咲きに成功したとはいえ、当時PACがかなり追いつめられた心境にいたことを想像させる曲です。

PACの曲には、リリックの内容がタイトルのテーマどおり一貫性を保っているものもあれば、リリックの内容がタイトルからどんどん脱線していってしまうものもあり、そうした部分をもって、PACのリリックを支離滅裂と断定してしまう評論家もいるわけですが、
『The 7day Theory』の場合の後者のタイプの曲に関して言えば、むしろそうした部分の中に、それまでのアルバムのリリックには見られなかったような、個々のテーマやスタイルの個別性を超越した、
より内省的で普遍性のある言葉が随所に散りばめられていること気付かされます。それは、誰もが人知れず経験している、生きるじたばたについてのリアルでストレートな表現、というか。

例えばKrazy。導入部分から、内容はverseごとに2転、3転、4転…と変化し、最後の最後まで脱線し続けて行きます。
ところがそれは支離滅裂どころか、どのverseにも胸にずしっと響いてくる、非常に印象深い言葉が散りばめられているわけです。
「昨年は厳しい1年だった。でも人生は続いていく。壁に立ち向かい、毅然とし、過ちから正しいことを学ぶ」
「神様、俺をここから外に連れ出して下さい。俺は取り憑かれています。俺にストレスを引き起こす諸悪の根源を教えて下さい」
「カネを稼がねばならない。もちろん、来る日も来る日も。こんな生き方はまるで悪循環。言うなれば、生きるための戦いだ。どんなに気合いを入れてやろうが、死が待っている、いずれは死ぬ。俺の周りの連中は何年経っても成功しなかった。人生はうまくいったのか、それともダメな人生を送ったのか…誰にもその答えを出せない。年上の人間でさえそうだろう。年齢と経験を積み重ねていても答えられない。それなら教えてくれ 窮地に一条の光は差すのか」
あの疲労困憊した脱力感のあるイントロから入ってきて、自分自身に対し、そして神に対して投げかける問いとして、これ以上重く切実に響く言葉はないのではないでしょうか。
  
かと思えば、Me and My Girlfriendでは、
「決して俺を一人にしないでくれ、俺はパラノイアだ。お前と一緒に寝る。ベットの俺の隣に来てくれ。お前が野郎連中と出かけると嫉妬する。俺は一人辛抱強く待つ。お前が帰ってくるその瞬間を心待ちにしながら。俺は電話のそばで待っている。これが真実の愛だな、そんな気がする」
と言い、これまでのPACのリリックでは見たことがなかったような、一人の女性に対してすがりつくような愛の葛藤、虚勢を張ることすら忘れて嫉妬に苦しむ自身の姿を率直に綴っています。 
そこには、生身の一人のごく普通の男としてのPACの姿があります。

『The 7day Theory』PACのリリックからは、いろんな意味で、当時のPAC自身の率直な心境や肉声を伺い知ることができます。
それは分かり易い言葉を使いながら、幾重にも折りたたまれたような 複雑さがあり、内省的であるがゆえにまた普遍性のある世界です。
その先にPACがどんな世界を見据えていたのかは、想像の域を超えないのが、今となっては残念で仕方ありません。
 

>>> VALLERYN   -- 2007/05/28-14:38..No.[146]
 
    [Makaveli]名義であるTupac唯一のフルアルバム。

[君主論]筆者であるニッコロ・マキャベッリが当時散々な目に遭いつつも、マキャベッリ本人をフレンツェから追放したジュリアーノ・デ・メディチの兄に宛て切実に訴えた[理想の君主像]に絶対不可欠なスピリチュアル面での強さ、強くなるための葛藤や挫折、強さを手にした者だけにある優しさ、それ等を全面に打ち出す、それがこの[The 7Day Theory]だとあたしは長年勝手な解釈をしている。

フィレンツェの「愉快な(快適な)独裁者」と称されていたロレンツォ・デ・メディチ。長年フィレンツェの支配者であったメディチ家は、代々君主の地位を故意的に避けていた一族である。初期には荒っぽい下衆と罵られたが、時間と共に民衆の理解者としてフィレンツェに君臨した。
メディチ復帰を阻止する政略を担当していた書記官マキャベッリには、メディチの復帰後反メディチとして投獄される一方、後々メディチ家と懇意という批判も浴びている微妙な背景があった。反メディチ派は[君主論]を掲げて陰謀を企てる、だが[君主論]はメディチ家にイタリア統一を託した書物である。

[君主論]は当時のイタリアの現状を嘆くという詩で締め括られる。

Tupacとの出会いは[Brenda's Got a Baby]のPVだったが、当時から彼は黒人社会と人種差別について、そして黒人の貧困な現実についてを白人社会とも呼べるアメリカ社会に向け訴えていた。
Tupacは現実に嘆いていただけではない。
政治、白人社会、同胞である黒人…誰に対しても全てを批判していた訳でも、ない。
こうあるべきだ、こうしたほうがいい、そう正直に訴えただけだ。

鐘の音、重低音を共に連れ迫って来る鼓動。
生きる事に、生死に、生き方に、生命の意味に…とことん拘ってきたTupacらしいイントロだと思う。

痛みも生きている証明。
喜びも生きている証明。

嘆くのは目指すものがあるから。
先制攻撃は生きる為の、自己防衛から生まれた手段だから。

[The 7Day Theory]は生存証明なのだと思う。
たった7日間をどう生きるかの、どう生きたかの、セオリーなんだと思う。

未発表である[One Nation]の存在は、十字架にかけられた黒いキリストの行く末を指し示している。
Tupacが進もうとしていた未来、そこにはイエス・キリストとは異なるMakaveliの人生があった。

マキャベッリは孤独だったと、当時あの思想は先進的過ぎて、同レベルで理解出来る者が居なかったのだとフランスの現代思想家ルイ・アルチュセールは論じた。
(タイトルからして、[マキャベッリの孤独]、である。)
[Makaveli the Don]は違う。
批判も多かったけど、数で比較すれば圧倒的に支持者や理解者の方が多い。

マキャベッリの[君主論]はロレンツォには届かなかった。
Tupacは[君主論]の中に見つけた[理想の君主像]をMakaveliに託していたようにも伺える。
権力と圧力、それ等に対抗するためにMakaveliは同胞争いという背びれ尾びれの付いた東西抗争説をまず払拭するべく、前進しようとしていた。

そのスタート地点が、この7日間である。
TupacとMakaveliが交錯するリリックにも注目すべし!!
 

>>> DSK   -- 2008/11/06-18:34..No.[167]
 
    生前に完成させた最後のアルバムにして、前作[All Eyes On Me]からのこの変わりよう。
次の作品は?そのまた次の作品は?と、想像もつかない次回作が多いに期待された1枚です。いったいこれからどんな曲を作り上げようとしていたのでしょうか。到底容易に予想できるものではありませんけど。
第1印象として、重い。ダークなオーラが完全にアルバム全体を包み込んでいます。ただ、そんな印象だけで終わらないところがこのアルバムの恐ろしいところで、聴くたびに新たな発見がある。10年以上経った今でも「こんな音入ってたっけ?」という具合。いったいどんな音作りをしているんでしょうか。そこまで想定して作り込んだんでしょうか。2Pacの未知なる可能性にはホント度肝を抜かれます。
購入時、視聴でまず耳に残ったのがなぜか"krazy"でした。頭からずっと離れなかったのを覚えています。当時学生で金もなく、和訳なしの輸入版を購入したため、トラックの印象と2Pacの訴えかけるようなラップがただただかっこよく、何度も繰り返し聴いていました。ピアノがものすごく重要な役割を果たしていることに気づいたのもずいぶん後になってから。なぜか、聴くとどこからか力が湧いてくる作品で、それがなんなのかは未だに不明です。
"Me & My Girlfriend"。民族的、ともとれる音で、こんなHipHop今まで聴いたことがなかったです。新鮮かつ斬新なトラックに、迫りくる2Pacのラップ。激しく迫っているのに、どこか悲しげに聞こえる2Pacのラップにかなり惹かれました。これもずいぶん音を重ねてるんではないでしょうか。聴くときによって受ける印象がだいぶ変わります。どっかの誰かが女と一緒にカバーしてるみたいですが、はっきり言って聴いてません。逆にやめたほうがいい。オノレと2Pacの歴然とした差をまわりに知らしめるだけです。
"Toss It Up"。これも好きです。参加アーティストがみんなヴォーカルってセンスも相当良い。このカラっとしたトラックも斬新な印象を受けました。PVもけっこう好きです。浜辺で歌ってるエディットヴァージョンもあるみたいなんですが、恥ずかしながら僕はまだ見てないです。
そして"To Live & Die In L.A."。綺麗すぎ。どんなにメロウなHipHopを作っても、この曲に勝るものはおそらくない。終始笑顔でラップするPVなんて、ふと故人であることに気づくと見ていて嫌になるくらい。友人の死、敵に対するディス、変えたくても結局は変えられない世の中、ことごとく世界の不平不満をラップしてきた2Pacですが、この曲がすべてを包み込んで2Pacの刺々しい部分を和らげているような印象です。ただ、「もう疲れちまったなぁ」とも聞こえてしまうところが逆に悲しくもあります。そしてなにより、この"To Live & Die In L.A."が遺作となってしまったことも..........

あと1年2Pacが生きていたら、今の音楽シーンはどうなっていたでしょう。おそらく[One Nation]も無事リリースされて、個人のアルバムも2〜3枚くらいは完成してたんじゃないでしょうか。西も東も北も南も関係なく、各地の名プロデューサーやアーティストがこぞって参加して[Makaveli]をも上回るとんでもないアルバムがリリースされていたでしょうね。そしてそれは今現在の音楽シーンにも多大な影響を与えていたんではないかと考えています。
 

>>> DD-SS   -- 2008/11/09-23:24..No.[182]
 
    1番聴いているアルバムですね。
DSKさんもおっしゃっているように、パックのアルバムは変化しますよね?
Thug Life名義のThug Life Vol.1からMe Against World、そしてAll Eyes On MeへときてThe 7Day Theoryですよ。
私は、毎回すごく新鮮なイメージを受ける気がします。The 7Day Theoryが生前のラストアルバムになってしまったのが本当に残念です。
もし生きていたら次回作はどんな作品が登場したのか、下手したら今のHIP HOPは変わっていたんじゃないかな。

私がこのアルバムを1番聴いている理由は自分でもよくわからないんですが、気がつくと聴いているんですよね。
なんか他のアルバムにはない惹きつけるなにかがあるような気がします。
 

>>> ポセイドン   -- 2009/03/22-16:22..No.[218]
 
    To Live & Die in L.A.など超名曲などもあるんですが、
1曲目のBomb Firstが好きです。
Hit 'Em Upよりも、2PACの感情が声にはっきり現れてる気がします。

曲の始めは普通にラップしてますが、だんだん声のトーンが上がっていって止まる気配がなく、"I'm a Bad Boy killer, Jay-Z die too〜"
辺りになると、もう声が裏返りそうになってます。笑
怒りに身を狂わせてラップする2PACの姿が焼き付けられました。

その姿は今まさにカメハメハを放とうとしている悟空―というか…、
(「カメハメハ」の、2つめの「メ」辺りの状態でしょうか…?笑)
もうテメエら全員への怒りが限界状態だ―という、
のっけから限界状態の憎悪で始まるこの作品を初めて聴いたときは
「なんじゃこりゃ?」的な感じでした。笑

この曲、Outlawzが入ってる箇所は曲のほんの一部分だけで、
曲としてはバランスが悪いですよね。
ひょっとしたら2PACが一人でやるはずだった曲を、
「これ以上やったら本当にプッツンいきかねない」と判断したのか、
なのでOutlawzが急遽アドリブでラップを入れたのかも??
と、本当かどうかは分かりませんが、色んな想いがめぐります。

それと、E.D.Iのラップが終わった後にNobleが入りますが、
明らかにこの時2PACの声がチラッと聞こえないですか??
何か喋ったのではなく、明らかにラップをしようとする声でした。
何かのミスなんでしょうか。それじゃ普通録リ直しだと思いますが、
「ここまでブっとんだラップは二度とできるもんじゃない。
これは絶対アルバムに入れるぞ―」と、2PACがムリヤリ収録したのか…??
などと、想像しだしたらきりがありません。笑
まあ、こんな想像ができるというのもこのアルバムの魅力ってことで。笑

この時期2PACは徹底して東海岸を攻撃してますが、Dreの離脱や
Snoopとも不仲になるという状況で、自分の陣地内に対しても
不満を募らせてたのは、Death Rowのドキュメンタリーか何かで言われてました。
ますます怪しくなるDeath Rowの雲行き、苛烈なメディアの攻撃、手に負えない東西抗争―こんな状況では誰が味方なのか分からなく、
2PACの孤独もなおさら深いものだったと思います。
この他者を頼れない孤独感こそが、新たな2PAC WORLDを展開する原動力になったのかもしれませんが。

この鬱屈とした状況が、一番ブチ切れてる曲を1曲目に持ってくるという非常識な行動をとらせたのか―?
と、想像が妄想に変わってきます。笑どこぞの芸能界と同じで、
一見豪華で華やかな世界も、光が強いだけに影も黒いんだな…と。なにせあのDeath Row Recordsですしね…。


ここからはアルバムについての感想を(というかこれが本題なんですが。笑)
全体的に鬱屈とした怒りと、孤独が立ち込めている感じです。
To Live & Die in L.A.などはメロウの骨頂ではありますが、
「LAに生きてLAに死ぬんだ、他に行くアテなんて無い―」なんて歌詞からも、当時の彼の孤独がひしひしと伝わってくる気がします。

ちなみに邦盤の解説には「アルバム全体の完成度が低い」という
コメントがありましたが、何ていうか、確かに完成度が低いっちゃ低いっていうか、う〜んまぁ低いような気もする…???と、
自分の中ではっきりしません(笑)けれど、音だけでこうも2PACの姿が描けるアルバムはこの1枚だと思います。
なので他の作品と比べての評価ができない、特異な作品です。
 

>>> Sunrise   -- 2010/02/26-01:54..No.[223]
 
    2Pacの最高傑作であり到達点。

00年代初期。大学生の頃、お昼休みに大学生協で買いました。
図書館でCD再生。あまりの衝撃に次の授業をサボってしまいました。

前作の『All Eyes On Me』が、レーベルが用意したアルバムなら
今作こそが2PacがMakaveliとして実現させた純度の高いアルバムではないしょうか。
他の方も仰ってるようにアルバム全編を覆うのは、怒りや孤独で、
かつて無いほど腹の底から声をだしてラップしています。

トラックはHip Hopにしては、ビートが弱く、メロディも地味かつ曖昧。
ビートが弱いのに、途中でドラムがとまったり、もう常識はずれ。
(オーソドックスな曲は「Toss It Up」くらい)
これらのトラックで普通にラップしたのでは良い作品にならないと思う。

しかし、しかし、ここで2Pacがとった手法は、ボーカルの多重録音。
昔から、ボーカルを重ねていたけれど、ここにきてその手法が完成している。
計算し尽くされたようでいてアドリブぽく、ときに左から、ときに右から、
縦横無尽に2Pacやシンガーのボーカルが配されています。
2Pacも渋すぎる低音で、頻繁にコーラスとっていたり。短いフレーズを連呼したり。
とにかくボーカルがグイグイ曲を引っ張っています。
結果、これまで経験したこと無い独特の(色で言うと)アンバー系なヴルーヴを醸し出しています。
このヴルーヴが合うか合わないかで、このアルバムの評価が別れそうです。

自分はこのアルバムがあるから、その後に続く、未発表曲を楽しみにしてきたし、
このアルバムがあるから、音楽がもっと好きになりました。

ところで、自分の師匠が口癖のように(自分に言い聞かすように)次のように言っていた。
「人生にはその年齢によって、そのときそのときの課題がある」と。
25歳の2Pacがそのときの課題に直面して生みだされた作品がこの作品であるなあらば、
30歳とか35歳とか、その後の人生をどう描き、どう道を切り開いたのだろうか。

自分は25歳を過ぎました。たまにですが、
2Pacの25歳の「続き」を思い浮かべながら、都会の片隅で生活しています。
そういうひと多いんじゃないでしょうか。

 

>>> モク   -- 2011/08/10-16:00..No.[236]
 
    makaveliとしての最初で最後のアルバムであり2pacがDEATH ROWから抜け出すための作品、自分はそんな感じがします。少なからずシュグには嫌気をさしていたと思いますからね!それはいいとして、全作とはガラリと変わり、2pacにしか出せない雰囲気がある作品に仕上がっていると思います。このアルバムはHIPHOPのイメージからかけ離れたジャケットで、十字架に縛られてる2pacの絵はかなりショッキングだったんじゃないでしょうか。曲自体もHail maryなんかは独特のサウンドで頭から離れず恐怖さえあるし、流れで入る次の曲TOSS It UPは同じよう曲かと思えばシンガーによるマイクリレーで非常に聴きやすい意外な良曲。全体的にメロウな曲が多く万人受けしやすい印象を受けました。しかしファンじゃなければ買いはしないと思う作品でもあります。みんなに買って聴いてもらいたいのは本音です!悲しいですが…最後に悲しい繋がりだとto live and die in L.A.の最後でゲイのドレーだの言っていたのは悲しかったなぁ〜良くしてくれたドレーをあっさりディスするんだもんな(笑)

 

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