Special Interview:
>>Smif-N-Wessun Speaks about 2Pac
NEW !! (Interviewed by HalfTimeOnline.Com)

Depth Interview:
>>2Pac/ This Thug's Life(Feb. 94)
>>2Pac/ Ready To Live(Apr. 95)
>>2Pac/ Last Testament(Sep. 96)

2Pac没後十一年特別企画として、今回は
Smif-N-WessunがHalfTimeOnline.Comに語った
インタビューを翻訳掲載します。
2Pacと出逢ったTekとSteeleはどのようにINITIATEされたのか。

2007. 09. 13. Update

Smif-N-Wessun Special Interview
96年の夏、ベガスで凶弾に倒れ命を落とす直前までAlbum『One Nation』(未発表)を制作していた2Pac。そこにはBlack MoonのBuckshot率いるBoot Camp Clikの構成員として、Smif-N-Wessunの二人も馳せ参じていた。2Pac亡き後も『The Rose Vol.2』や『Nu Mixx Klazzics Vol.2』に参加するなど、今もその関わりが深い彼ら。そんなSmif-N-WessunのTekとSteeleが語った2Pacの思い出。
●そもそもあなた達は2Pacとどのようにして出会ったのですか?
Tek:まぁ、あんたも「本物は本物に惹かれる」って言い回しを知ってるだろ?PacがNew Yorkでも活動してた時に、Pacはクラブでもの凄い人気だったんだ。そんな感じに皆でクラブシーンを盛り上げてたんだが、当時の俺達は互いに顔と名前を一致させる事が出来てなかったんだ。まぁそんな頃にPacはあのくだらない事件に巻き込まれて牢屋にぶち込まれたんだ。みんなPacに対して、胸を張ってくれとか、毅然としろとか、一生サグライフだ!とか言ってたんだ。それからPacが出所して戻ってきた時、神に再会を感謝して、俺達は家族みたいなもんになったんだ。
●彼と仕事をする事はどのような経験でしたか?
Tek:あぁ本当に凄かったぜ。本当にその経験は俺のMCとしての取り組み方を変える程のものだったと思うよ。Pacのそばにいるだけで、時間の無駄遣いをしなくなり始めたんだ。あいつも俺も双子座だったし、すぐに気が合ったしな。
 以前はスタジオに入ってもちょっとしたフリースタイルをする程度で、一曲も仕上げないような男だった俺が、Pacといると3〜4曲くらい一挙にヤッちまうんだ。どんどん曲を作ることが出来るはずだったのに、何もしないことで何千ドルも無駄にしてるんだって気付く事が出来たんだ。それから俺はしっかりと落ち着いて、集中して物事に取り組むようになったのさ。それが俺をMCとして、それから人間としても成長させる手助けになったんだよ。
●あなた達が覚えている2Pacとの思い出深い出来事は?
Tek:いくつもあるけど、特に印象に残ってるのは俺達が映画の撮影現場を訪れた時だな。Pacは撮影をしてて、仲間をそこに呼ぼうとしているシーンだった。俺達は偶然ガソリンスタンドに乗り付けて、俺はこのガソリンスタンドが映画のセットじゃないってすぐに解ったんだ。すると突然動きを止めたPacが「お前ら何してんだ!今俺がどういう状況か解ってるのか!?色んな人間が俺を殺そうとして探し回ってるんだゾ!」って言ってきたんだよ。「お前ら今すぐここから出てけ!」って叫び出してさ、本当面白かったぜ。面白いんだけど、真剣な雰囲気でもあるんだよ。
 Pacは俺達をからかったんだけどさ、役柄になりきったまま真剣にやってるんで、それが本当に面白くて笑っちまうんだ。まぁこういった出来事も印象に残ってる事の一つかな。
Steele:多くの人が解ってないのは、Pacといると仕事が全て仕事じゃなくなるという事だよ。
 『One Nation』のレコーディングで俺達がLos Angelesの空港に着いたら、早速そこには、GobiっていうPacのビデオを撮るヤツが迎えに来てたんだ。その時点から既にPacは撮影を開始してるんだよ。Pacのビデオ撮影の仕方ってのは、ポンと一つのビデオを撮るんじゃなくて、ビデオのコレクションみたいに撮っていく感じなんだ。
Tek:だから遺された映像のあちこちに、Smif-N-Wessunがチラチラと映ってるんだよ。
Steele:俺が嬉しかったのは、Pacの俺達への粋な計らいだったな。
 『One Nation』レコーディング当時の96年夏は、いわゆる“東海岸/西海岸”抗争の真っ只中で、俺達はBrooklynのど真ん中から出て来た東海岸のヤツらなんだゼ。そんな俺達がCaliforniaに着いたら、リムジンが迎えに来てたんだ。俺達はリムジンとかに慣れてないもんだから思わず最初は戸惑っちまったよ。そんな状況でレコーディング・スタジオに到着してまず初めに会ったのが、Snoop Doggさ。BuckshotなんてSnoopに会ったら、あっさり長い付き合いの従兄弟同士みたいになった。Snoopと仲良くやってたらすぐに、Pacがあの独特なノリで現れたんだよ。
 本当にそれは、長い付き合いなのに暫く会ってなかった友人を迎えるような雰囲気だったんだ。俺達が揃った最初の日から熱い友情を感じられたというわけさ。
 ホテルに泊まるんじゃなくて、俺達はPacの叔母さんとかお袋さんとかも居るあいつの家で過ごしたんだ。Pacがいない時は、Outlawzが俺達をあちこち連れまわしてくれた。俺達はスタジオにいない時でも曲の事を考えてたけどね。
 そういえば、面白かった事の一つは、Buckshotが「よぉPac、女達は何処だ?電話で呼び出すとかなんかしてくれよ」って言った時だな。Pacは電話で女を呼び出そうとしたんだけど、誰も捕まんなかったんだよ(笑)。
 Pacは「お前らの相手をする女を見つけられなかった」って言うんで、俺達はひたすらPacの家で過ごすだけだったんだ。Pacがデカいモニターのレーザーディスク機器を持ってたもんだから、俺達は「『Scarface』を流してくれよ」と頼んだら、Pacは「いや実は、俺はアレの使い方がよくわかんねぇんだ」って言うわけさ。ヤツはそんな感じの人間だった。
 そんなに親しい間柄じゃないと、こんな話をきいても「Pacは隣同士に座って話したり出来るようなヤツじゃない」と思ってしまうんだろうけど、本当は全くその反対なんだよ。
 俺達の間には本当に繋がりってものがあったんだ。
 さっきTekが語ってた映画撮影時の話のような感じなんだが、俺達はいつも朝起きると腕立て伏せをするんだ。それでPacの家でも腕立てをしていて、その間にBuckshotのブラザーであるThorが皆のためにパンケーキとか卵料理とかしてくれてたんだ。そこにPacは白いタキシード・シャツとブレザーを着て入って来たんだけど、俺達を見て「よぉし!」って突然床に這いつくばって、俺達と一緒に腕立て伏せを始めたんだ(笑)。
 PacとTekの二人を見ているだけでも面白かった。Thorが「朝食が出来たぞ!」って大声で呼ぶと、あいつらは腕白なガキ二人みたいに階段を走って降りて来てキッチンに行くんだ。それで競い合うように自分の食べ物を取って、ターキーのベーコンにソースをかけてさ。あいつらは一緒に食ってた。そう、みんな一緒に寝食を共にしたのさ。
 あぁいった事でさえ鮮烈な事なんだが、実際にそれを体験している間はその貴重なひとときっていうものをわからないんだよな。そう、それが終わっちまってからじゃないとな。PacとTek、そしてBuckshotがデカい水鉄砲で撃ち合ってる光景とか。ビデオのワンシーンとかじゃないんだぜ。まぁビデオで侍らせるような女どもは居なかったが、スタジオにはハッパが一杯あったな。俺達が、ハッパもヘネシーもサグパッションも沢山ある状態にしとくのが好きなのは知ってるだろ?最後の日以外はずっとそんな感じだったよ。
 その最後の日ってのが、一番クレイジーな事だったかもしれない。その日まで全てが最高だったんだ。
 その日Suge Knightが何度もPacに電話をかけてきて、Pacは一日中沈んだ雰囲気だったよ。Sugeとの電話に出る度に、Pacはうつむいて低い声で話してたね。それで電話が終わって一緒に居ても、あいつ自身がどこか他の所に居るような感じだったよ。
 その時点で、俺達はPacに話しかける事があまり出来なくなったんだ。なにせ何が起こってるのか解らなかったからね。
 Pacは「Sugeってクソ野郎がLas Vegasでパーティーを開くんだ」って言ってた。そのパーティーはPacのためのものだったんじゃないかと思うんだ。SugeはLas Vegasであいつのためのパーティーを開こうとしてて、Pacはそれに行きたがってなかった。けどPacは行かなければならないのは解ってた。何度かPacは電話に出たり戻って来たりして、最終的にSugeが航空チケットを送ってきたんだ。
 それで、俺達はずっと静かにしてて、Las Vegasに行くために空港に向かったんだ。チケットによると、Pacは俺達とは違う飛行機だったんだ。あいつと二人ぐらいのヤツらが一つの飛行機で、俺達五人が違う飛行機だったんだ。
 空港に着くと、Pacはチケットを見て「俺はみんな同じ飛行機にするよう言ったのに!」って叫び出したんだ。するとPacは「もういい!」って、そのチケットを床に叩きつけたんだ。バシッ!って具合にな。それで俺達は空港から出てったんだ。そのままPacと俺達はスタジオに直行したのさ。この空気を変えちまおうぜってな。
 俺達はスタジオに入ったんだが、Los Angelesにいた間で一番レコーディングが難しかったな。本当に居心地が悪かったんだ。Pacは後でSugeに弁明しなければならないような事をしたんだしな。
 でも俺は、俺と俺の仲間のためにPacがああいうことをしてくれた訳だから、あいつとまだ一緒に居たいと思ったよ。航空チケットって高いし、なんといっても8人も乗る予定だったのに「俺は行かない!」って言い出すのは大変な事だぜ。
 とにかく俺達はレコーディングに取りかかった。Buckshotが自分のパートに時間がかかってたら、Pacは「おい!こんな長い時間はかからないはずだゼ!」ってピリピリしだしたんだ。それまでのレコーディングとは全然違う雰囲気だったな。でも、俺達はずっと長い間会ってなかった兄弟のような関係を築く事が出来ていたのさ。
 多くの人々が「曲のアイデアはいつどこから出てくるんだ?」って尋ねるんだけど、俺は・・・自分達自身が成長出来るような精神的な出逢いや経験が重要で、それを他の仲間達に廻していく事が大切だと思うんだ。それはPacが教えてくれた事なのさ。

---Special Translated by: KIQ and PPG


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